ピアノレッスンとともに、たくさんのコンサートをやってきた。もう、デビュー以来40年がたった。いまから20年ぐらいまえ、アメリカのピアニストである、ダニエルシュルマンと共演をした。
紳士的で優しいシュルマンだった。指揮者としても活躍している彼は、とてもフレンドリーに、わたしを支えてくれた。きょうは、久しぶりに、その二人のデュオコンサートの録音テープを聞いた。なかでもブラームスのハイドンの主題による変奏曲は、おおらかさと、優しさ、リズムの楽しさが味わえ、我ながら懐かしくすばらしく感じた。
長い間演奏活動をやってきたものだなあと、感慨深げだった。
いまは、コロナでコンサートもむずかしい。まして海外に出かけるのは、難しい。いつか、旅に出られるようになったら、シュルマンに会いたい。
わたしに、たくさんの音楽の感動をあたえてくれた彼に心から感謝している。
いつか、生徒たちとも二台のピアノや連弾を楽しみたいと思っている。
たくさんの共演者と生徒たちに、出会え、わたしは、幸せ者だなとつくづく思う。コロナがはやく収束することを祈っている。