音楽の喜びの種が開花してきた。

2021.06.20

30年前に初めて、ウィーンの土地を踏みしめ、素晴らしい恩師ビクトールトイフルマイヤー先生のレッスンを受けたのであった。ウィーンならではの、リズム感、歌い方、ダンスなどまるごと音楽の楽しさを、身体中で感じた。日本では、感じなかった音楽の喜びがあった。自然にその音楽に必要な筋肉もつき、日本に帰るときは、一回り腕が太くなっていた。

30年たち、またウィーンで習った曲をひくことになり、ひいてみたら、以前より、心から音楽が楽しくなっていて、わたしの心は、開いていったのだ。

今回はシューマンの謝肉祭を披露することになっている。ウィーンの感覚や波動やリズムが、体のなかで、発酵熟成してきたのだ。

生徒さんたちに、この喜びをぜひ伝えたい。本当の音楽の喜びを伝えたい。コンクールのトロフィーや賞状をもらうより、もっと純粋に音楽の喜びを直に感じさせてあげたい。

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